【水子供養】元彼との赤ちゃんの正しい供養の仕方や彼と一緒に行くべきか&霊障・祟りについて解説

やむおえない事情があってお腹に宿した赤ちゃんとさよならしなければならなかった時、どうやって供養してあげたらいいか悩んでしまいます。

悩みが解決しない時この記事に目を通してみれば、解決の糸口が見つかるはずです。

こちらでは元彼との赤ちゃんの正しい供養の仕方や彼と一緒に行くべきか&霊障・祟りについて解説しています。

赤ちゃんをこの世に送り出してあげられなかった悲しみや心の傷は、水子供養によって癒すことができます。

元彼との水子供養はどうしたらいいか、また水子の祟りは本当にあるのかなども詳しく説明しているので参考にしてみてください。

 

 

水子って知ってる？水子について詳しく解説

水子とはこの世に生まれることができなかった赤ちゃん

水子とはさまざまな事情でこの世に生まれることができなかった赤ちゃんのことをいいます。

その由来は、日本神話の中に登場する「この世に生まれるやいなや海に流されてしまった神様」です。

水子は本来「すいじ」と読み、古くは「泡子」とも呼ばれていた時代もあります。

また現在と違い、出生後から幼児期までに亡くなった子どものことを水子と位置づけていました。

水子供養が一般的によく知られるようになったのは昭和中期以降です。

水子を供養するのは日本独自の習慣で、他の国には供養するための儀式はありません。

我が子が成仏できるよう行うのが水子供養。しかし親の心の傷を癒すためでもある

水子供養の一番の目的が我が子が無事に成仏できるようにと願うことですが、実は親の心の傷を癒すためでもあります。

この世に生まれて来ることはできませんでしたが、それでも一つの命です。

亡くなった悲しみは、ずっと生活を共にしていた家族が天国に行ってしまったのと何ら変わらぬものです。

むしろもっと強い悲しみに襲われたり、ひどく落ちこむこともあるでしょう。

小さなその手に触れることもなく天に昇ってしまった我が子に「ごめんね」「許して」という悔悛の気持ちが起きますが、これは身内を失ったことで心に大きな傷ができているのです。

子を失った心の傷は、水子供養によって癒すことができます。

基本的に水子供養は我が子が成仏できるようにと願うものですが、実は親自身の心の傷を癒す要素が大部分を占めているのです。

水子供養という習慣のない海外からも、そのセラピー効果は注目を集めています。

水子供養によって生まれいずることができなかった赤ちゃんの幸せを祈願するができる

水子供養によって、この世に生まれ出ることができなかった赤ちゃんの幸せを祈願することができます。

もし生まれてくることができていたなら、この世では親が赤ちゃんの先導役です。

しかし生まれる前に親の手を離れてしまった時「一体その後この子はどうなるんだろう？」と考え「魂になった我が子は、迷うことなく天国に行けるんだろうか」と不安に襲われてしまいます。

親としては「天国に行ってもこの子が幸せでいてくれたら」と願うばかりですが、そんな時、水子供養がさまざまな不安を消し去ってくれます。

通常、水子供養はお寺で行っています。

仏教にのっとった水子供養は水子となった我が子を仏様にお預けする形になり、赤ちゃんが迷うことなく天へと召されます。

お葬式にしろ法事にしろあらゆる仏式の儀式は、私たち日本人に最もよくなじんだ形です。

霊剣あらたかなその供養に立ち会えば、きっとあなたの不安も消えていくでしょう。

赤ちゃんは母親を選んでお腹に入るが、もし誕生できなくても親を恨んだりはしない

赤ちゃんは母親を選んでお腹に入りますが、もしこの世に誕生できなくても親を恨んだりはしません。

そう聞いて安心する人も多いのではないでしょうか。

赤ちゃんの心の中はとてもクリアな状態で、ネガティブな感情を持っていません。

もし喋ることができるならきっとこう言うでしょう「うらむってなんのこと？」と。

赤ちゃんの潜在意識はあなたの潜在意識とつながっていて、暗く悲しい気分でいるとそれが赤ちゃんにも伝わっています。

逆に楽しく明るい気分でいれば、赤ちゃんも同じ気持ちになるのです。

お腹に入ったあとの赤ちゃんの魂はお腹の外と天界を行ったり来たりしているのですが、完全に赤ちゃんに入るのは出産時です。

お腹の中と天界はどちらも、赤ちゃんにとっては最高の空間です。

なので再び天界へと戻ることがあっても赤ちゃんにとってはなにも問題ではなく、また心地よい居場所へと戻るだけなのです。

しかし母親が泣いている姿を察した時は「何で泣いてるの？」と不思議がります。

天界の人となった赤ちゃんは、最も純真無垢な状態なのです。

水子の魂は無邪気そのもの。天に戻っても再びこの世に生まれるチャンスを狙っている

水子の魂は無邪気そのもので、天に戻ったとしてもまた生まれるチャンスを狙っています。

想像を遥かに超える膨大な数の魂たちですが、生まれることができず天界に戻ってもガッカリしている赤ちゃんは一人としていません。

マイナスな感情を持たないのと、いずれまた別の形で地上に戻って来れるからです。

それは親戚の子どもかもしれないし、兄弟姉妹の赤ちゃんとして生まれてくる可能性もあります。

それどころか、あなたの子どもとして再びお腹に入ることも十分に考えられるのです。

これはあなたと赤ちゃんの魂とが一つのグループになっているためです。

赤ちゃんとあなたとの縁は永遠に切れることはありません。

元彼の子を流産（中絶）した！水子供養はどうやるの？

まずは水子供養を必ず予約し供養する方法を選んでおく

まずは最寄りで水子供養を執り行っているお寺をリサーチし、予約してください。

事情があって人に知られたくない場合は、国内各地に水子供養してくれるお寺が点在しているのでそこから選びます。

供養の内容はお寺のホームページで確認を。

供養する方法は永代供養・戒名供養・読経供養などお寺によって違いますが、希望する供養内容と予算が見合うかを検討し選んでください。

「あまり費用をかけられない」という場合は、直接お寺に参拝するだけでもかまいません。

高い費用を払えば良いというものではなく、肝心なのは「心から供養したい」という気持ちがあるかどうかです。

「参拝だけ」決めたのに急に供養したくなることも出てきますが、予約しなくてもできるご供養もあります。

その時の気分で決めても全く問題ないので、あまり深刻にならず参拝へと向かいましょう。

お寺まで行かなくても自宅でできるのが「スマホで水子供養」

お寺まで行かなくてもできるのが、スマホで申し込む水子供養です。

近年、インターネットによる水子供養を執り行う寺院も増えています。

スマホさえあれば家にいながらにしてご供養を申し込めるため、誰にも知られたくないという場合に特におすすめです。

また「供養しないまま数年経ってしまった」という場合でも大丈夫です。

「供養しよう」と思い立った時が、そのタイミングがやってきたということです。

費用はご供養内容によって異なりますが、約5,000円〜10000円程度を見積もっておけばいいでしょう。

各寺院のスマホサイトから個人情報を入力の上、ご供養を申し込んでください。

お位牌や戒名を授けてもらい永代供養を行なってもらうこともできる

大事な我が子のためにもっと供養したいという場合、ご位牌を授けていただき永代供養を行ってもらうこともできます。

永代供養とは一般的な方法で故人をご供養するのと同じように、お寺の続く限り子の供養を行ってもらうことです。

それにはご位牌を作る必要があります。

ご位牌は戒名ではなく法名が付きますが、これが仏様となった赤ちゃんの名前です。

自宅でも供養したい場合はご位牌を二基作成し、一つを寺院に一つは持ち帰って仏壇にお供えすることもできます。

その他、卒塔婆やお地蔵様を建立できる寺院もあります。

写経や写仏も水子供養のための一つの方法

観光目的の寺院巡りでも人気の写経や写仏も、水子供養のための一つの方法です。

写経とは「お経を書き写すこと」です。

お手本を見ながら筆を使い、下書きされたお経を一文字づつ書いていきます。

書いていくうちに次第に心が洗われていくような感覚になりますが、これが写経の極意です。

写経はあなたに一筋の光を見出しくれるでしょう。

あなたの心が光でいっぱいになれば、水子となった我が子への悲しみもいつしか消えていきます。

また寺院によっては写仏を行っているところもあります。

写経はお経を書きますが、仏様の絵を書くのが写仏です。

仏様の絵の上に薄紙を敷き、その上から筆でなぞっていきます。

写仏も写経もどちらも、自分の心に向き合う貴重なひと時を与えてくれます。

 

元彼と水子供養に行くべき？いつまで供養すべきか？

理想は元彼と共に供養することだが一人でも全く問題ない

元彼との子どもであれば、理想は元彼と一緒の供養です。

しかし完全に別れたのであれば、あなた一人でも大丈夫です。

元彼に相談してみるのも一考ですが、よほど心が広い男性でない限り理解してもらえない可能性が高いです。

なので供養に関しては元彼に期待しないように。

思うようにいかないからといって元彼を恨んでしまえば、それだけでマイナス要因となってしまいます。

一人が不安なら気のおけない友人と観光目的で寺院巡りに行った際、水子供養に付き合ってもらうのも良い方法です。

お墓参りでは「ついで参りは良くない」と言われますが、あなたの心のあり方次第です。

「供養したい」という気持ちが大切です。

いつでもできる」思っているといつまで経っても供養することはできません。

思い切りの良さと行動力さえあれば、水子供養は思うほど大変ではないことがわかるでしょう。

水子供養に「供養しなければならない」という期間はない

水子供養には「できるだけこの日までに供養した方がいい」というような期間はありません。

もしそういう期間があって供養の機会を逃してしまったら、ひとたまりもありません。

しかし「しなければならない」ということは何もないので安心してくださいね。

思い立った時が供養できる時です。

また供養の内容も「こうでなければいけない」ということは何一つありません。

各寺院の水子供養に関する情報は、一つの提案に過ぎません。

そしてその提案にあなたがどこまで納得するかがポイントです。

また供養後のあなたの満足度も大切です。

心がスッキリと洗われ「本当にやって良かった」と思えたら、水子供養を無事に終えられたということです。

あなたを苦しめていた不安や悲しみが一切なくなった時

供養をいったん終えるのは、あなたを苦しめていた不安や悲しみが一切なくなった時です。

赤ちゃんを思い出して苦しかったり悲しかったりするなら、供養を中断してはいけません。

それまでも地獄のような苦しみを味わったかもしれませんが、子を失う悲しみとはそれほどまで強く激しい感情です。

荒波のように厳しく波立った感情がおとなしくなってくれる方法など、すぐには見つからないでしょう。

しかし一度「亡くした子を供養する」という方法に取り組んだのなら、もう安心して大丈夫です。

あれほど思い悩んでいたことが、まるで嘘のように感じるはずです。

いずれ水子のことも忘れる日が来るかもしれませんが、供養をしなければおそらく今の苦しみをいつまでも抱えたままでしょう。

ふと思い出した時にそっと合掌するだけでも供養になる

ふと思い出した時にそっと合掌する、その一瞬だけでも水子を供養したことになります。

どんな時でも何をしていても、供養したいと思って時はその場でできるのです。

街を歩く時、電車に乗っている時、赤ちゃんを見かけた時、お風呂に入っている時などです。

人の目が気になるようであれば、心の中で手を合わせてもOKです。

そして「私のところに来てくれてありがとう。ごめんね」と伝えましょう。

赤ちゃんは自分のことを思い出してくれただけでとても喜びます。

この時、深い悲しみに襲われ泣いてしまうようならさらに「ありがとうね」と繰り返し感謝してください。

ワンワン泣きながらでも「ありがとう」と続けましょう。

感謝の波動は、マイナスなものを寄せ付けません。

注意するべきなのが、急激にマイナスな波動になった時です。

それが罪悪感や、恨み、苦しみなどの想念が湧き上がった時です。

こういう時「ありがとう」と言いづらいものなのですが、低次元の意識体を引き寄せないためにも感謝を続けるようにしてみてください。

別れた男性の心理についてはこちらの記事で解説しています。

 

水子の祟りってあるの？男につく水子や霊障、祟りは起こる？

霊的に敏感なタイプはさまざまな霊が取り憑きやすい

霊的に敏感なタイプは、さまざまな霊がとりつきやすい傾向があります。

たとえば霊感が強い人や霊は見えないけれどなんとなく勘でその存在がわかる人、そして「ここはなんとなく気持ち悪い」と感じる人も霊的に敏感なタイプです。

以前「水子供養で有名なお寺へ観光がてら参拝に行った時、それまでなんともなかった左足首に強い痛みを感じた」という経験を話してくれたクライアントさんがいました。

帰宅後はすっかり治ったそうですが「これは水子霊のせいでしょうか？」と相談を受けたのです。

これは水子霊ではなく、低次元の霊による霊障にほぼ間違いありません。

お寺はたくさんの霊たちが集まる場所でもあります。

中には自分の寂しさをわかってくれそうな人を求め、あちこち彷徨っている低次元の霊魂もかなりの数に上ります。

存在する霊魂のすべてが悪さをするというわけではありませんが、霊的に敏感なタイプの人に集まってきやすいのは確かです。

そういう霊からなんらかのアクションを受けるのが、いわゆる「霊障」です。

霊障は「人と霊魂とが同じ波長になっている」ことが原因の一つです。

亡くなった人と同じ波長とはどういうことでしょうか。

たとえば孤独を抱えながら亡くなった人は、同じように孤独を感じ愛に飢えている人を欲します。

孤独な人が目の前に来たら、霊達はこぞってその人にすがり付いてしまうのです。

この時、霊的に敏感な人は肩が重くなったり頭痛がするなど体調の異変を感じます。

気のせいといえば気のせいで「そんなの嘘だ」と笑って済ませることも簡単です。

しかし確実に言えるのは、見えない世界の領域にいる低意識層の霊魂達はいつでも現世の私たちとコンタクトを取ろうと必死なのです。

ひとたび「この人は気付いてくれている」と霊に悟られてしまったが最後、取り憑かれてしまった人は自分の魂がすっかり抜けた状態になってしまいます。

そうならないために大事なことは「かわいそうな霊」と情けを見せないことと、常に「悲しい、苦しい、つらい」といったネガティブな感情を手放し続けることです。

ネガティブな感情はポジティブな感情に比べ、エネルギー的に大変に弱いものです。

低次元の霊が取り憑きやすいのは、そういうエネルギーを発する気弱な人です。

水子の霊は人に祟る(たたる)ことは絶対にない

水子の霊は人を祟るということは絶対にありません。

仮に祟りがあるとしたら、水子を世話しようとしている見ず知らずの女の霊によるものかもしれません。

たとえば生涯子どもに恵まれなかった女性が亡き後、それまで関わってきた男性への憎しみから祟りを起こすことはあります。

しかしもっと強く祟るのは「生き霊」です。

生き霊が発するネガティブなパワーは、想像を絶するほど大変に強いものです。

祟りを企てる霊は、人に対して憎しみや怒りを抱えている悪霊だけです。

また「祟りを起こすぞ」と言って罪悪感をあおってくる新手の宗教はもっと恐ろしい存在です。

無垢な水子の霊が人を祟るなどということはないのです。

もし少しでも「水子は祟る」という認識があるなら、当の本人である「水子ちゃん」はさぞ悲しんでいることでしょう。

もちろん思い出してもらうことで水子は喜びますから「思い出さないなら困らせてやろう」とか「供養しないなら祟りを起こそう」などということは到底あり得ないことなのです。

水子は霊障を起こさない。霊障は低次元の霊的現象

水子は霊障を起こしません。

「霊障は低次元の霊的現象」とはっきり言うことができます。

前述した通り、水子は純粋無垢な霊です。

一度天界に戻らなければならなくなった水子ですが、またいつでも生まれてこれるよう順番待ちをしている状態なのです。

ですから霊障とは全く無縁です。

霊障は低次元の霊が同じ波長の人に「気付いてほしいというサイン」として起こすものです。

たとえば苦しい状態のまま亡くなった人は、亡くなったことさえ気づかずに霊魂だけそこにとどまります。

また人生全般において絶望的な境地だった人は、亡くなっても絶望的なままです。

そういう低次元の霊が「この絶望感を救って欲しい、助けて欲しい」と念じ、苦し紛れに自分とよく似た心情の人に取り憑くのです。

水子とは同じような霊的存在でありながら、その中身は全く別物です。

水子は再びこの世に生まれることができる嬉しさで、飛び跳ねそうなほどワクワクしています。

しかし霊障を起こすのは、亡くなっているのになお「死にたい」と考える低い意識の霊なのです。

男につく水子は実は水子ではなく「女性の生霊」

男に霊がつく場合の多くは、水子ではなく女性の生き霊です。

一般的に女性は男性よりも相手に対する執着心が強くなる傾向があります。

執着心は激しい恨みとなり、失恋相手の男に対しおのれの無念を晴らすべく凄まじいパワーの生き霊となるのです。

また「モラハラ男でひどい扱いをされた」「DVで散々な目にあった」という場合も同様で、当初はラブラブでも最後に残る感情は憎しみだけです。

この憎しみや怒りをはらすために、無意識に男に取り憑くのです。

取り憑かれた男はあらゆる霊障に悩まされることになりますが、たとえば原因不明の高熱が続いたりたびたびケガをすることが続きます。

女性の方は生き霊になっているという自覚はありません。

しかし男性を恨むエネルギーだけは飛び抜けているのです。

さらに恐ろしいことにそのような女性の中には、男性に呪いをかけることまでやってのける人もいます。

呪いをかけるまでは良いのですがいずれブーメランとなって跳ね返ってくるのは確実なため、どんなに恨んでいても呪いだけダメです。

このように女の生き霊は激しく強いエネルギーを持ちますが水子の霊はそういう霊とは全く違い、人に取り憑いて悪事を働くことはありません。

水子の魂はネガティブな感情を持たない。「産めなかった」という罪悪感は最も悪い感情

水子にとって親であるあなたの「産めなかった」という罪悪感はもっとも悪い感情です。

なぜなら水子の魂はネガティブな感情を持たないためです。

我が子をこの世に送り出せなかった、と後悔しても、それは水子にとって何の役にも立たないしほんの少しの慰めにもなりません。

「産めなかった」と自責の念にかられるのは「妊娠したからにはこの世に送り出すことが一番大切」と感じているからでしょう。

この地球が素晴らしい星で、戦争もいさかいもなくまるで天国のようならそう考えてもおかしくありません。

ところが地球は大変に試練の多い星です。

修行の場とも言われるこの星は、心身ともに自分を試し成長させるための場でもあります。

水子はそれを承知した上で生まれることを選び冒険心を携えてやってきてくれますが、途中で何かあってもおかしくないのが地球です。

再び地球から離れることも大いにあり得るのです。

だからと言って赤ちゃんが不幸かどうかは誰にもわからないことです。

何が良いか悪いかは地球に住む私たちには判断できないことです。

そして世に送り出せなかったことを悪いことと決めつけてしまうのは、水子にとって本意ではありません。

なぜなら良し悪しの判断は、その人のとらえ方次第だから。

親が「生まれなかったことは悪いこと」と思えば、水子はしょんぼりしてしまいます。

そうではなく「ありがとうね。いつかまた生まれておいで」と思っていれば、水子はとたんに元気を取り戻すのです。

祟りはあなたの不安や罪悪感によって起きている

祟りはあなたの不安や罪悪感によって起きています。

にわかには信じられないかもしれませんが、これも波動が関係しています。

つまり誰にでも祟りが起こるわけではなく、特定の波動を持つ人に起こる可能性が高いのです。

その波動とは常に不安を感じていたり、水子にしてしまったことに罪悪感を感じている時のあなたの振動数です。

そういう時の波動は粗く、他人を不快にさせるほどの緊張感があります。

また機嫌が悪そうなのでどことなく近寄りがたい雰囲気だし、イヤなことが起きたら一触即発で怒りを爆発させるようなレベルです。

こういう時の波動は、似たような粗い波動のものを磁石のように引き寄せます。

イライラして怒りが爆発しそうな時、柱や壁に頭を思い切りぶつけた経験が一度や二度はあるのではないでしょうか。

「水子供養しなかったからバチが当たったんだ」とため息をつきながら頭をさすりますが、実際のところこれは祟りではなくただ周囲に注意を払えなかっただけです。

祟りとはそういうものです。

自分が注意を払えなかったことが原因なのに、それを祟りのせいにしてしまうのです。

祟りは受動的ですが、注意を払えなかったことを自分のせいと考えるのは能動的行動です。

良くないことは全部祟りのせいにできます。

しかし起きたことは良いことも悪いことも全て自分の責任だと自覚し、さらにそこから「悪いことなら改善しよう」と決意できるなら祟りが起きることは絶対にありません。

赤ちゃんは自分の運命にこだわっていないし、生まれて来れなかったことも全く気に病んでいない

赤ちゃんは自分の運命にこだわっていません。

この世に生まれてこれなかったことも全く気に病んでいないのです。

私たちは人生が最悪にひどい状態の時、思わず運命を恨みたくなるものです。

これは他人と比べることや、未来のことばかりに意識を向けることが不安へと繋がるためです。

しかし赤ちゃんの意識は「今ここ」にしか存在していないのです。

そのため運命にこだわる必要がありません。

生まれてこれなかったことも受け入れているので、自分の運命を恨むこともないのです。

生まれてこれなかったことを「気に病む」のは、赤ちゃんではなく実は「あなた」です。

「抱っこできなかった」「おむつを変えてあげられなかった」「成長を楽しむことができなかった」

このようにいつまでも気に病んでいると、全てが後ろ向きになってしまいます。

実はあなたも赤ちゃんと同じように「今ここ」にしか存在しません。

それを心から理解できれば、もう運命にこだわることも気に病むこともなくなります。

赤ちゃんのために後ろを振り返らず、前を向きましょう。

それだけですべてうまくいくようになります。

 

今彼と水子供養に行く？行ったほうがいい理由とは

将来的に結婚する予定なら一緒に行くべき

今彼と将来的に結婚する予定なら、水子供養に同行してもらいましょう。

今回は子を迎えることはできませんでしたが、いずれ結婚し家庭を持てば子どもにも恵まれる日が来ます。

水子もその子どもたちと同じように二人の子供には間違いありません。

二人の子供なら二人で弔うべきなのです。

しかし男性によっては難色を示す場合もあります。

たとえば「めんどくさい」「そういうの苦手」など言い訳して断ってきますが、こういう時は無理やり水子供養に連れて行くのはやめておきましょう。

でも一つだけいい方法があります。

赤ちゃんが水子となってあまり日にちが経っていないようなら、あなたの体調もまだ万全ではないことが予想されます。

だるかったりお腹が痛かったり…。

彼がそんなあなたを見て「体調どう？」と心配してくれるようなら「供養したらきっと良くなると思う」と伝えてみてください。

きっと嫌がらずに同行してくれますよ。

また「一緒に行ってくれると嬉しい」などと感情を込めて言えば、きっと彼の心を動かします。

水子供養にいたるまでに精神的と肉体的の両方に大きな負担があったことを理解してもらう

水子供養にいたるまであなたに精神的ダメージと肉体的ダメージ両方があったことを理解してもらうためにも、できるだけ彼には同行をお願いするべきです。

僧侶の読経を聞きながらきっと彼なりに何か感じることがあるはずだし、水子供養に訪れる人の数が意外に多いことも彼にとっては驚きでしょう。

また祀られたたくさんのお地蔵様を見れば、水子に対するとらえ方もきっと変わります。

男性は「妊娠」と聞いてもあまりピンと来ない上、中絶や流産に関しても高い意識を持てません。

水子供養に関しても女性が抱える精神的、肉体的な悩みや苦しみをほとんど理解できないのです。

女性にとってはこれほど情けなく、悲しいことはありません。

そういう彼なら人生経験の一つとして、また女性のように心と体の痛みを感じることができない男性だからなおのこと水子供養に同行させるべきなのです。

健康で幸せに生きるには水子供養をはじめご先祖さまを大切にする必要があるから

私たちが健康で幸せに生きていくためには、水子供養を初めとするご先祖様を大切にする必要があります。

霊的な世界に触れる機会がないとピンと来ないかもしれませんが、私たちの住む世界と霊的な世界は表裏一体です。

見えない世界の住人たちは私たちのすぐそばにいて、見守ってくれるだけでなくさまざまな場面で手を貸してくれているのです。

そのサポートがより届きやすくなるのが、ご先祖様を思い出し感謝することです。

なぜなら感謝によって、霊界に近い波動になるからです。

もちろん感謝をしなければサポートが来ないというわけではありません。

しかし感謝ほど強く霊界に響く波動はないのです。

また私たちの実生活においても「感謝のパワーは大変に強力」ということもぜひ覚えておいてください。

この世に送り出せなかった我が子を思いひどく落ち込むようなら一人でも供養するべき

我が子を思って落ち込んだり悩んだりするようなら、それがたとえ一人の時でも供養するのがベストです。

またもし供養しようかどうか迷っているなら、その迷いを取り払うことが大切です。

水子供養は赤ちゃんのためでもあり、あなたの迷いを払拭してくれるものでもあるのです。

迷いや不安は前に進むべき道をふさぎ、四面楚歌な状態のままどこへ向かうのかさえもわからなくなります。

そうなると「我が子を水子にしてしまった」という自責の念はさらに深刻なものとなるでしょう。

そういう時でもすぐにできるご供養が、目を閉じ手を合わせ祈ることです。

すぐにお寺に行けなくてもお位牌がなくても何もなくても、たった一人で水子供養はできるのです。

仏教にのっとった供養方法もありますが、誰にも頼ることなく「今すぐ自分だけで供養したい」と思えばできることなのです。

一人で行えば泣いてしまっても恥ずかしくないし、気が済むまで水子を想うことができます。

思い出してつらい時はすぐにやってみてください。

あなたの心に平安が戻ります。

水子と今彼には「縁」がある。今生まれなくてもいずれ生まれ変わるから

現世において今彼と水子との間にあるのは「縁」です。

当然ながらあなたと共に水子供養をした方がいいでしょう。

今回はこの世に生をもたらさなかったけれど、水子はいつかは必ず生まれ変わります。

将来的にあなたと彼との間に赤ちゃんが生まれた時、抱っこしたその赤ちゃんは以前生まれずにいた水子の魂を持っている場合がほとんどなのです。

これは輪廻転生と呼ばれ、私たち現世の人間の頭では考えることができない世界です。

この世にもあの世にも偶然はありません。

両親となるべき人を赤ちゃん自身が選び、そして喜び勇んでやってきてくれます。

見えない存在の水子だが、必ず天界から見守ってくれている

水子は見えない存在です。

でも必ずあなたのことを天界から見守ってくれています。

あなたを見守るその姿は、不思議なことにあなたが想像した通りです。

よちよち歩く赤ちゃんかもしれませんし、ケタケタと愛らしく笑う幼児かもしれません。

あなたが抱っこした様子を想像すれば、ホンワカした赤ちゃんのぬくもりを感じることができるでしょう。

この世に想像できない現実は存在しないのです。

目を閉じて想像してみてください。

笑顔であなたを見守っている赤ちゃんが、必ずそこに見えてくるはずです。

占い師 堀之内姫乃のワンポイントアドバイス「水子の霊は純粋で清らかな魂なので、いつもあなたを見守っています」